映像教材WISE

広島県最大大手進学塾（O州塾）の校長職，企画課，英語科主任を経て、退職後、能開センターの非常勤、岡山の大島塾常勤講師を経て、平成14年5月に最初の校舎をたちあげました。その後、光優塾開校までを経て感じたことは、個人の力量の限界でした。

1人の教師が複数の生徒を指導する場合、また学年の異なる生徒である場合、あるいは同学年でも違う内容の学習を進めている場合、私は4～5人に限界を感じます。それ以上であれば、まったく管理できない生徒が発生するおそれがあります。そのため個別授業ではなく、一斉クラスの授業展開をしてきました。

しかし、ここにきて保護者、生徒のニーズは多様化し、先生の努力だけでは十分な対応が難しくなってきました。1度に多くの生徒でも、内容が違っていても、1人１人に何とか対応することができないものかと、思案しました。

その結果、他社の映像授業を生徒に見させ、授業を受けさせてみようと考えました。しかし、これは大失敗でした。生徒たちは面白くないと言ってまったく見ようとしませんでした。

そこで、塾独自で自分たちのすべての授業をビデオに撮影し、生徒はどこでも、導入の授業が受けられ、わからない部分は何度でも授業が受けられる状態を作ることにしました。
これなら、きっとうまくいくはずだと考えました。
実際今塾に通っている生徒に映像授業を見て学習させてみました。生徒は思った以上に真剣に学習しました。また、「先生、普通の授業とまったく同じじゃね」「ようわかる」と多数の生徒が言ってくれました。

副産物もありました。それは、今までの内容が不十分な生徒が入塾した場合、今までは教師が空いた時間で補習をしながら、コツコツと復習をすすめさせていました。
中2なら、まだ半年ぐらいで何とか復習が終わりますが、中3だとどうしようもないケースがありました。しかし、映像授業では、短期間にすべての復習をさせることが可能です。私は、この映像授業をWISE（ワイズ）と名付けました。

WISEの講座も充実し、現在では700以上のコンテンツを持つようになりました。受講も講師が生徒それぞれに合ったカリキュラムを生徒と相談して決め、生徒カルテを作成して行っています。

1人でも多くの生徒の「わかった」「おもしろい」「がんばる」を応援しながら、バックアップをしていきたいと考えています。今後WISEは光優塾の大きな武器になるはずです。