光優塾沼隈教室で起きた、昨年の高校入試での”ちょっと奇跡”をお伝えします。
その生徒は、中3の女子。5月の出来事でした。
塾に来るとすぐにその生徒は、怒って話し出したのです。
【学校で生徒面談があって先生に志望校を聞かれた。
よくわからないので、先生に「私はどこの学校に行けますか」と尋ねると、
先生は「松永高校ぐらいなら」と答えた。
私は、そんなに自分が勉強が出来る方だとは思っていないけど、なんで松永高校なの?(と思ったそうです)
生徒も腹を立てて、先生に向かって「先生、私は尾道北高校に行きます」と伝えると、
先生に「絶対無理」と言われた。】
これが、学校での生徒面談での出来事でした。
ちなみに、松永高校は偏差値37、尾道北高校は偏差値60の高校です。
その後の、この生徒のやる気はすさまじかった。でも成績はそんなにはやくはあがってきません。
夏期講習を終え、2学期に入り、徐々に目の色が変わってきました。
10月、11月でも模試での成績もかんばしくない。
そこで、冬期講習会終了後、高校入試日まで毎日塾に来させ、合格カリキュラムを作成しそれを毎日実行させました。確実に合格圏内の点数に近づいて行きました。
でもあとわずかのところから、もう一歩伸び悩みながら入試の日を迎えました。
合格を祈りながら、本人の健闘を祈りました。
合格発表の日の前日、本人と話す機会がありました。
生徒は、「明日、合格していたら合格証書を学校の担任の先生にたたきつけてやる!」そう言っていました。
そして、「塾に合格の報告を言いに来ます」とも言いました。
それだけだと普通のことなのですが、親が仕事のため、歩いて報告に来ると言うのです。それも1時間ほどかけて。
まさか!と思いましたが。
翌日、彼女は合格を果たし、本当にこれらのことを実行してしまったのです。
この話には後日談があります。今度は彼女は塾の高校部に来るようになりました。
そこからのお話ですが、それは次回のことにしましょう。
光優塾 塾長 岡田 崇稚